時代の変化や技術革新・世の中の移り変わり、考え方などにより、従来の手法・提供方法では、対応しきれない時代になってきました。思うように事業が伸びていかない原因として、景気が悪いから、人口減少だから、人材が不足しているから、業界自体が成熟し今後伸びる業界ではないから、資金がないから等様々な声を耳にします。いかにももっともらしい理由ではあります。その一方、同業他社でも着実に利益を出し堅実経営をされている企業もあります。この差はどこにあるのでしょうか?
「迷った時には原点に返れ」といわれます。
自社の本来業務は何か?何を提供している会社か?何のために始めた会社なのか?元々の目的は何だったのか?厳しい時には、起死回生や一発逆転的な発想を持ちがちですが、たとえ成功しても何回も成功するものではありません。二宮尊徳翁が「積小為大」の言葉を使われているように、小さなことをコツコツと積み重ね改善していくことです。
樹木は、1年1年少しずつ成長し年輪となって幹を太くしていきます。その樹木も、日当たりがよく、土壌がしっかりしているところばかりではありません。成長する過程で日陰や岩・コンクリートといったような悪条件や、周りの雑草や雑木に覆われたりしながらも、根を張り上へ上へと成長していきます。
経営もすべてが好条件で、順風満帆な時ばかりではありません。厳しい時こそ、目の前の課題・問題点を避けることなく、できることを着実に実践することが、成功・成長の秘訣なのかもしれません。そのためには、自社がいまどういう状況なのかを正しく把握すること、そこから始まるのではないでしょうか?
中小零細企業こそ計画・目標を立て、どう推移しているかを検証することです。
「1年先のことなど分からない」という経営者もいます。でも初詣の時にはきっと、今年はいい年でありますようにと願うはずです。仕事も悪くなることを願う人は、いないはずです。初詣のように個人や家族の目標、希望・夢を願うはずなのに、会社経営には、なぜ目標や夢を語れないのでしょうか?いい年・業績をよくするために、目標を立て何か行動に移すはずです。要は、やるかやらないかだけではないでしょうか?
愚痴を言っていても前には進みません。
待っているだけでは、頭で考えているだけでは、何も変わらないのです。
打つ手は無限にあるはずです。
所長 高橋 範朗
昭和42年 4月生まれ
平成 9年 4月 TKC会員事務所入社
平成 9年 9月 税理士登録
平成13年 11月 同事務所退社 開業
TKC全国会入会
現在に至る
■ 東京地方税理士会 大月支部
■ TKC西東京山梨会 山梨支部
■ 納税貯蓄組合青年部長
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